口で言えない感謝を伝える代弁者だと

子どもの頃から「ありがとう」や「ごめんなさい」という、気持ちを伝える言葉をきちんと相手に言うようにと言われてきました。
これは、多くの人がそうだと思いますし、実際に子どもの頃はその通りにできたかもしれません。
しかし、大人になったいまだからむしろ「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言えなくなったりしていませんか?
大人になったらいろいろなことがより簡単にできるようになるのだと思っていましたが、大人になったら子どもの時には素直にできたことができなくなったりもするんだということがわかりました。
人の心の成長というのは、複雑にできていますね。
だからこそ、大人は意識して「ありがとう」や「ごめんなさい」をいうことが大切です。
相手に伝えるということは、相手の気持ちを喜ばせたり、ほぐしたりするだけではありません。
人にものを伝えるというのは、自分の気持ちをわかってもらうということなのです。
大人になると変にひねてしまって「わかってもらなくてもいい」と思う部分があるのかもしれません。
実際に「自分を知ってもらわないと」社会的に困るということはほとんどありませんから、確かに大丈夫なのですが、そういうのはさみしいと思いませんか?

気持ちを伝える、相手に感謝の気持ちを伝える、これは一方通行でもできることではありますが、そこが双方向になることによって思いやりがもてるようになったり、気遣いができるようになったりします。
人に優しくできるようになりますし、人に優しくされるようになります。

しかし、それでも「言葉」で伝えるのはハードルが高い……、と思う人もいるのではないでしょうか。
そういう人にオススメしたいのが「贈りもの」をすることです。
物品でなんとかしよう、という浅はかな考えでするものではありません。
「贈りもの」は自分の心の代弁者なのです。
「贈りもの」に自分の気持ちを乗せて相手に届けて、自分の気持ちを伝えるようにしてみましょう。
きっと、優しい気持ちが帰ってくると思いますよ。

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